摩周ブルーに輝く神秘の湖
摩周湖は、アイヌ語で「カムイトー」。神の湖と呼ばれる、神秘の場所です。展望台に立つと、吸い込まれそうなほどの深い青色の湖水が広がり、雲の動きによって刻々とその表情を変えていきます。この青は「摩周ブルー」と呼ばれ、世界でも一級の透明度を誇る湖水に、空の青が映りこんで生まれる独特の色。風のない日はその青さがいっそう際立ちます。
湖の周囲は急峻な壁になっていて、湖面に下りることはできません。摩周湖周辺は、国立公園の特別保護地区。人々を寄せつけぬ美しい湖の神秘は、悠久の時を経て今なお多くの人を惹きつけてやみません。
<摩周湖DATE>
・大きさ…19.6平方km(周囲20km)
・水深…最深212m/平均水深146m
・透明度…15~32m(※1931年には41.6mの世界最高記録を観測)
・標高…湖面351m/周囲のカルデラ壁150~350m
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摩周第一展望台
年間100万人以上の人々が立ち寄る、摩周湖を望む展望台の中でもっともポピュラーな展望台。
展望デッキからは摩周ブルーの湖とカムイシュ島、湖を守るようにそびえるカムイヌプリ(摩周岳)の眺望が見事です。広い駐車場と、トイレやレストハウスもあり、休憩にも最適。また、星空の美しい名所としても知られています。
※駐車場は有料
※トイレ、レストハウス、展望デッキあり
駐車料金
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摩周第三展望台
川湯温泉から摩周湖をめざすと、最初に現れるのが第三展望台。カムイシュ島が間近に望め、第一展望台とはまた違った表情の摩周湖に会えるのが魅力です。湖の反対側には硫黄山、屈斜路湖、藻琴山など屈斜路カルデラのダイナミックな眺望が広がるほか、ダケカンバなどの高山性の木々が力強く根を張る姿を望むことができます。
※展望デッキ、駐車場はともに無料
※売店、トイレなし
裏摩周展望台
清里町と中標津町の町境に位置する展望台。太い樹木があることから視界はそれほど広くはありませんが、第一・第三展望台に比べると標高が低いため、湖面が近いことと霧の影響を受けにくいことが特徴。反対側から眺める摩周湖や摩周岳はまた違った趣があり、訪れる人も少ないことから静かに湖を堪能することができます。
※展望デッキ、駐車場はともに無料
※売店、トイレあり(夏季のみ)
※冬季は通行止めになるため、4月~11月頃のみ利用可能
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