2018.01.01

(写真:弟子屈中学校所蔵アルバムから)

 弟子屈中学校がある小高い丘からは、東に摩周岳、西に雄阿寒岳が見え、目を下にやると滔々(とうとう)とながれる釧路川の水音が聴こえる。

 昭和22年5月、弟子屈小学校の教室と旧青年学校の半地下式の廃校舎(現弟子屈警察署敷地)を利用して開校した。昭和24年12月に旧軍隊兵舎の廃材を利用して新築されたが、校舎の新築位置の決定については下鐺別と現在地とで意見が割れ、最終的には静かで環境の良い現在地に決まった。

 昭和28年7月、坂井一郎北海道教育委員会委員長が弟子屈中学校を訪れ、校地から美羅尾の山並みを眺めて『岳風台』と名付けられ、学舎のある丘の愛称となった。

てしかが郷土研究会(松橋)