2018.01.01

 1934(昭和9)年12月に阿寒国立公園が指定され、弟子屈を紹介する絵はがきが作られました。発行年月日は不明ですが、その中の1枚に1932〜1933 (昭和7〜8)年ころの弟子屈市街のパノラマ写真があります。

 写真③の右側に、1910(明治43)年に架け替えられた木造の弟子屈が見えます。弟子屈橋は老朽化と交通量の増加から、1935(昭和10)年11月にコンクリート製で両端に明かりがともる美しい橋になります。

 写真①の左端に、1931(昭和6)年、釧路から網走まで全線が開通した釧網本線が見えます。同じ写真に釧路川へ架かる橋があります。現在の栄橋の近くにあったもので、橋の強度を保つ橋脚が川の中にありません。これが古老のいう通称『グラグラ橋』と呼ばれていた“つり橋”でしょうか。

てしかが郷土研究会(松橋)