2018.01.01

 昭和38年ころ、消防署のスピーカーを利用してチャイム式時報装置が設置され、オルゴールの音楽が街中に流れました。時の北海道知事町村金吾氏の命名で『愛の鐘』と呼ばれ、地域の人たちに親しまれました。

 朝の7時と夕方5時は子どもたちにとって、「起きれ!早く仕度して学校へ行け!」、「遊んでないで早く家に帰ってカァーさんの手伝いして晩飯食べれ!」と聞こえ、午後1時と夜中の10時は大人たちに「昼飯食ったらもさもさしないで早く働いたらいいんでないかい!」、「夜はもう遅いんだからいつまーでも酒飲んでだぼらこいてないで早く寝れ!」 と聞こえたような気がしました。

 街角に時計がなかったり、腕時計をもたない人たちには時刻を知るのに都合の良いもので、殺風景だった日常にメリハリのある時間ができました。

てしかが郷土研究会(松橋)