森の奥にある知られざる名瀑
屈斜路湖に注ぎ込む河川はいくつかありますが、尾札部(オサッペ)川はその中でも最も大きいもの。その尾札部川の上流に名瀑があるというのは、あまり知られていません。
滝へ至る道は、川沿いの林道。尾札部川を左に見ながら、森の奥へと車を走らせます。突き当りまでは車で20分ほど、その先は徒歩でさらに川の源流をめざして進んでいきます。道はあってないようなもの。笹藪やけもの道、沢を渡るなどして1時間ほど歩くと、2つの美しい滝が同時に姿を現します。
向かって左側の滝は、落差25mほど。絹糸を垂らしたような繊細な滝です。右側の奥に見える滝は、落差は15mほどですが水量が多く、迫力があります。
森の奥深くで出合う滝はとても神聖で、特別な場所のように感じられるでしょう。
滝へのルートは未整備の状況です。携帯電話がつながらない場所もありますので、入山の際は安全管理、リスクマネジメントの対策をお願い致します。
ヒグマやスズメバチなどにも注意が必要です。