2018.01.01

(弟子屈中学校の写真帖から)

 昭和24年5月にやっとできた新校舎も、旧兵舎の廃材を利用した建物でした。

 3月の卒業式を前に暴風雪が続き、生徒たちや職員はスコップを手にして雪と格闘しましたが、ついに校舎の屋根裏や窓から雪が入り込みました。

 自然の力に圧倒され、連日の除雪に疲れ果ててヤケクソの状態ですが、写真帖の添え書きには、吹き込んだ雪の山に「自然の芸術は人間以前。“ふれなばくづれん ヴァージンの肌に似て”」とか、飾ってあった生け花に吹き付けられた雪を見て「誰がまねし得よう雪の花」とあります。(引用文は原文のまま)

てしかが郷土研究会(松橋)